こんにちは、本店 加藤です。
熊野古道の続きです。
熊野古道を歩いていると、所々の看板に
【蘇りの聖地】というフレーズが書かれていました。
???気になって、娘に質問したら、
熊野古道は、古来より「よみがえりの聖地」とされ、
死と再生を体験する祈りの道。
厳しい自然の中で一度死を体験し、
新たな生命力を得て生まれ変わる「魂の再生」の地なのだと。
「え~~!!やはり、この厳しい自然は、人が一度死ぬほど大変ってことじゃん!」
と悪態をつきながら、またひたすらに歩く、、、。
途中で、森の中からガサガサと音がして、何かがこちらに向かって来る気配が!
「ついに熊か!?」
二人とも恐くて立ちすくみ、音の方をずっと凝視する。

何かが、ポン!と道に飛び出してきた!
「小さい!ハクビシン??」
しかし、もしかしたら熊に追いかけられているのかも!
と思うと体が動かず、またじっと凝視。

ハクビシン?がこちらを見て「シャ~~~!」と威嚇してきた。
私たちに威嚇してきたので、熊に追いかけられてるわけじゃないんだ…と察し、
「ああ~良かった~~」と一安心。
ハクビシン?はシャ~シャ~言いながら、森の中に消えていった。
こんな小さな獣の出現でさえ、母に買ってもらった高価な熊よけスプレーを
手に取ることすらできなかった。
本当に熊に遭遇していたら、きっとなすすべが無かったであろう。
熊でなくて本当に良かった、、、、。
突然の緊張感から解放、どっと脱力感に代わり、
もう言葉も出ないほど、フラフラでヘロヘロな状態で
やっと目的地の熊野本宮大社に到着。
出発から約4時間、なんと10kmの距離を歩いたのだ。
「私、偉い!凄い!」
自分で自分を褒め称える。
腰痛も足の痛みにも耐え、何とか完走できた、
達成感というより安心感でいっぱいでした~

疲れ果てて、写真を撮る気力もなく1枚だけパシャ。
やっと終わった~!!と思ったら、
「大斎原大鳥居(おおゆのはらおおとりい)にもこのままいくよ!」と娘に言われ、
「絶対ヤダ!一人で行きなよ!!」と言ったが
「ここまで来て何言ってるの!絶対後悔するよ!」と脅され
最後の力を振り絞っても、カスすら出てこないくらいの体力で何とか進む。
約10分ほど歩いた田んぼの真ん中に、デデ~ン!と大きな鳥居が鎮座していました。
「こんなに大きいんだから、近くで見なくていいじゅん!もう1歩も歩きたくない!
娘が私の歳になって熊野古道を歩いて、私の苦労を味わえばいいのに!」と
ブツブツ呪文のように呟きながら最後の往復20分を歩きました。

つづく